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c01.gif 善財童子 c01.gif


今から八百年ほど昔の奈良の物語。
時は鎌倉。
戦いによって焼かれた東大寺の大仏と大仏殿は、俊乗房重源上人によって見事に復興し、街は喜びに満ちていた。純真無垢の少年、光は、武士の父とともに東大寺の二月堂へ参詣にやって来る。

今二月堂では、お水取りの名で呼び親しまれる修二会の行法が執り行われている。松明の輝きや練行衆の履く差懸(さしかけ)の音。光は初めて目にする祈りの厳しさに驚く。と同時に灯明のやわらかな明かりの中で、赤と白の花びらを持つ椿を見つける。なんと美しい造花なのだろう。

南無観。南無観。
観音の法号を唱え続ける練行衆の祈りの声を聴くうちに光は夢の世界へ。そこでこの二月堂の本尊である十一面観音と出会う。光の中で目覚める善財童子。そして生きているものすべてが等しく尊い命を宿し、それらはつながっているという教えを賜る。

夢から覚めた光は父に夢の中の出来事を話す。
「お前は善財童子なのかもしれない・・・。」
観音の教えを賜ったことで、父は光の心の中に善財童子が目覚めたのではないかと感じる。

最後に二月堂の香水をいただき、光は善財童子を心に秘め、清らかなる智慧を求めて生きていくことを決心する。

※善財童子とは、華厳経『入法界品』に登場し、賢者を訪ねる童子のことです



椿の花は一瞬の命
椿の木は無限の命
生きとし生けるもの
すべての命は花であり、
その命はつながっている。
これが
「なら100年会館オリジナル 善財童子」
の大切なメッセージ。
こどもたちによる「善財童子」は
一生懸命に取り組むこどもたちの美しさが
満ち溢れる作品です。


【総合監修】東大寺
【脚本・指導】金春康之(シテ方金春流)

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